オーソドックスなバレルとは?
ソフトダーツの大ブームが起きた2000年頃から、全くモデルチェンジせずに今でも販売されているバレルの事です。
有名な所では、ハローズのアサシンシリーズや、アメリカの大メーカー【ボトルセン社】においては大半がオーソドックスな形状を変えていませんね。
華やかなプロ選手モデルが増えた現在、基本となったモデルを見かける事は少なくなってしまいました…
プロ選手モデルが主流になった理由
特に日本で起きている現象なのですが、国内メーカーは世界のダーツ業界では新参者です。
基本となったバレル達の大半は、世界3大メーカーと呼ばれる英国の【ハローズ】【ユニコーン】、そしてアメリカの【ボトルセン】、そもそも日本にはオーソドックスと呼ばれるようなバレルが無いのです。
あまり良い表現では無いのですが、日本のメーカーは『商業化』していると言われます。
つまりプロ選手モデルを短い期間でモデルチェンジやマイナーチェンジを繰り返し、最新作を次々と売りたいワケですね。
推しの選手のバレルがモデルチェンジしたら、欲しくなりますもんね。
とある有名選手のバレルは、同一のシリーズで現在type14ですよ…やりすぎですよね(汗)
モデルチェンジされない理由
では、オーソドックスモデルがなぜモデルチェンジされないのか考えてみました。
それは、変化させる必要が無い、完成度が高い、これに尽きると思います。
つまり、もう改良する必要が無いという事ですね。
それだけメーカーには自信が有る、という意思表示なのでしょう。
凝縮された技術がそこにある
完成度に自信が有る、特にこの傾向が強いのがアメリカのボトルセン社です。
バレルの材質、カットや形状にも絶対の自信を持っている会社で、バレルに関する特許を数多く持ち、不変の名作を作り続けています。
特に有名なのが【GTシリーズ】で、正確には覚えていませんが、もう40年以上形を変えていないダーツバレルです。
この【GT】に対してボトルセン社は【World Record Darts】と堂々と銘打っております。
誰も異議を唱えないところを見ると、本当に世界記録なんでしょうね♪
日本の『職人気質』に一番近い会社だと思います。
残念な事に…
アメリカでは、ボトルセン社の他にも【レーザーダーツ】というメーカーがありまして、その会社もオーソドックスなバレルを販売し続けています。
一昔前までは、2社とも日本に代理店が有ったはずなのですが、いつの間にか日本から撤退してしまいました。
日本の商業ダーツのスタイルには合わなかったようです。
アメリカンダーツを気軽に買えなくなってしまった事は、残念で仕方がありません…
不変のダーツバレルを何点か紹介します!
これはボトルセン社のデバステーターというバレルです。
世界中のメーカーのトルピード型のお手本になったモデルです。
シャークカットが施され、コントロール性も高く、本当に気持ちよく飛ぶダーツです。
私は、フォームに悩んだ時にこれを投げて修正します。
これも同じくボトルセン社のスキニーズというバレルです。
ストレートにボトルセン特有の彫りの深いローレット加工が施されています。
指のかかりが異常に良いので回転を付けたい人には最高だと思います。
同じくボトルセン社のゴリラグリップ。
とにかく投げやすい!
初心者からベテランまで、全ての層に対応できる名品だと思います。
日本ではあまり見かけない【PUMA】社のバレルです。
リングカットに浅くて細かいローレット加工、これも気持ちよく飛ぶ良いダーツです。
古いメーカーではありませんが、これはオーソドックスなスタイルだと思います。
これがボトルセン【GT】、World Record Dartsです!
形状が特殊なため、GT専用のシャフトを使用します。
普通ならバレル同士がぶつかって弾かれそうな場面でも、不思議な事に1ビット隣に強引に刺さります!
ボトルセン社が、これ以上は無い完成形だと言い張るのが理解できます。
まとめ
なぜ私がオーソドックスなバレルをオススメするのか!
単純に【良い!】からです。
最近はあまりショップでも扱わず、ネットでは試投もできません。
触れる機会が無ければ、その良さも実感できませんよね…
しかし、フリマアプリなどでは、オーソドックスなバレルは、とても安価で取引されます。
長く生産され続ける物には、必ずその理由があるのです。
機会が有りましたら、ぜひ手に取って、そして投げてみてください。
必ずその良さを実感できる事でしょう!
最後までお読みくださってありがとうございます。m(__)m
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